ウィリアムズを放出されたニコ・ヒュルケンベルグが、2011年はフォース・インディアのサードドライバーになることが決定したようだ。『Blick(ブリック)』が報じている。
ヒュルケンベルグは、2009年のGP2チャンピオンになり、2010年はウィリアムズでF1デビューを果たした。シーズン終盤には、ポールポジションを獲得するなどの活躍を見せたヒュルケンベルグだが、ウィリアムズは来季に向けて2010年のGP2チャンピオンであるパストール・マルドナードを獲得。ヒュルケンベルグは、わずか1年でウィリアムズのシートを失った。
2011年に向け、ヒュルケンベルグはフォース・インディアのレースシート獲得を目指していたが、『Blick(ブリック)』によると、来季のフォース・インディアはエイドリアン・スーティルとポール・ディ・レスタをレースドライバーにするとのことだ。
ヒュルケンベルグはフォース・インディアのサードドライバーになり、金曜のフリー走行1回目に出走するという。また、次のように語るヒュルケンベルグのマネジャー、ウィリー・ウェバーのコメントも伝えられている。
「私としては、ニコをマクラーレンのサードドライバーにしたかったんだがね」
「だが、マーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)は、それがバトン(ジェンソン・バトン/マクラーレン)への脅威と受け取られることを懸念した。そのため彼は、タイトルを狙う中でチーム内の和が乱れることを望まなかったのだよ」