キミ・ライコネンがレースキャリアを終える可能性があるとの報道を、ライコネンのマネジャーが否定した。
昨年のクリスマス直前に父を亡くしていたライコネンだが、現在は2011年のシートに関する交渉を中断しており、このままライコネンがキャリアを休止、もしくは引退する可能性があると報じられていた。
2010年にWRC(世界ラリー選手権)でライコネンのコ・ドライバーを務めたカイ・リンドストロームも、「マッティ・ライコネン(ライコネンの父)が亡くなってから、(ライコネンに関する)計画がすべて凍結されている」とのコメントを残していた。
しかし、ライコネンのマネジャーであるスティーブ・ロバートソンは、ライコネンが引退するとの報道に驚いたという。
「いろいろなことを話し合っている最中だ。もちろん、彼は父親の死で動揺している。だが、それは当然なことだ」
「今後もキミがモータースポーツを続けると確信しているよ」とロバートソンは、ライコネンの母国フィンランドの『MTV3』へ語った。
2011年もWRCに残る可能性が高いとされていたライコネンだが、将来的にF1へ復帰する可能性があるのか、ロバートソンは明言を避けている。
「キミは(F1の)ワールドチャンピオンだ。それなので、さまざまな選択肢がある。だが、現状では何も言うことはない」
さらにロバートソンは、間もなくライコネンが今年の活動内容を決めることを示唆し、次のように加えた。
「1月になったので、あまり長くはかからないと思う」