2011年シーズン中にF1デビューを果たす可能性もあると言われるダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ/リザーブドライバー)だが、欲を見せず、2012年のF1デビューを目指している。
レッドブルのドライバー育成プログラムに所属するリチャルド。今季はレッドブルの兄弟チームであるトロ・ロッソのリザーブドライバーに就任し、同チームから金曜のフリー走行に出走することが決定済みだ。
しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは先日、「少なくとも2012年には」リチャルドをF1デビューさせる予定だと語り、2011年シーズン中にリチャルドがF1デビューを果たす可能性も否定しなかった。
今季はフォーミュラ・ルノー3.5に参戦予定のリチャルドだが、マルコのコメントに関する記事は読んでいないという。しかし、『West Australian(ウエスト・オーストラリアン)』へ、リチャルドは次のように語った。
「来年は(F1に)行けるなんて、あぐらをかくことはできないよ。もし今年の僕が不調だったら、きっと彼の気も変わると思う」
さらにリチャルドは、開幕戦バーレーンGPから金曜のフリー走行に登場すること、そして、合計4回実施される合同テストのうち、3回で走行のチャンスがあることも明かした。
「どんなテストをするのか、分かっていないんだ」
「トロ・ロッソのみんなから、バーレーンの前にテストでクルマに乗ると言われたんだよ」とリチャルドは加えている。