メルセデスGPのチーム代表であり、チーム株式の一部を保有していたロス・ブラウンが、チーム株式をすべて売却することが明らかになった。
ホンダが2008年限りでF1を撤退したため、チーム代表を務めていたブラウンがチーム株式のすべてを買い取り、ブラウンGPとしてチームを存続させた。そして、2010年シーズンを前に、メルセデスとメルセデスの親会社ダイムラーの株主であるアーバルが、ブラウンGPのチーム株式を取得。2010年からはメルセデスGPとして参戦している。
チームがメルセデスGPになってからも、24.9%の株式を保有していたブラウンだが、保有している株式をすべて売却することが決まったと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じた。
報道によると、2011年の開幕戦バーレーンGPの際に、正式な売買契約が結ばれるという。また、メルセデス側には、今後もブラウンを留任させる意志があるとのことだ。