少なくとも1年はレースに復帰できない可能性が高いとされるロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)だが、クビサ本人と面会した関係者は、クビサの早期復帰を信じている。
クビサはイタリアのラリーでクラッシュし、主に右半身の複数個所を複雑骨折。現役復帰できるとしても、少なくとも1年かかるとの見方が有力になっていた。
しかし、クビサのもとを訪れた元ルノーF1(ロータス・ルノーGPの前身)のチーム責任者フラビオ・ブリアトーレは、『ANSA通信』へ次のように話している。
「ニュースやケガの状態に関する報道で、私は心配になっていた」
「最悪な事態を覚悟していたよ。だが、彼に会ったときにはジョークを言い合ったし、彼は私の息子のことまで聞いてきた」
「アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)やバーニー(エクレストン/F1最高権力者)に電話して、今シーズン中にサーキットで彼に会えるはずだと伝えたよ」
「彼は最高で、とても強い男だ。彼がすぐに復帰すると確信している」
「彼が見舞われた恐ろしい事故を考えれば、彼の状態はいい」
「事故のことについては話さなかったが、F1や早期復帰のことについて話した。彼ほどの意思や体力があれば、5ヶ月か6ヶ月で復帰できるはずだ」
このほかにも、クビサの友人であるアロンソや、イタリア出身のビタントニオ・リウッツィ、そしてウィリアムズのパストール・マルドナードも病院のクビサを見舞っていた。