中東の反政府デモ、F1開幕戦バーレーンGPに影響か

2011年02月16日(水)

エジプトやチュニジアで発生した反政府デモが、2011年F1開幕戦の地バーレーンにも飛び火。F1開幕戦への影響が懸念されている。

エジプトやチュニジアで独裁政権の崩壊を果たした反政府デモに触発され、中東地域の各地で反政府デモが発生しており、バーレーンでも数千人規模のデモ隊が催涙ガスや警棒を持った警官隊と衝突。すでに死者も出たと報じられている。

『Arabian Business(アラビアン・ビジネス)』によると、バーレーン人権センターの副理事長が、「今回のF1は間違いなく、平和に開催できないだろう」とコメントしたようだ。

F1の最高権威バーニー・エクレストンも、この問題を懸念していると認め、サルマーン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ王子に連絡を取ろうとしているとして、『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』へ次のように語った。

「どうなっているのか分からない。何が起きているのか、把握できない」

「簡単に想像できることだが、彼(ハリーファ王子)は今忙しいので、私もまだ何が起きているのか分かっていない」

「危険な状態であるのは、明らかなことではないだろうか? もし世界中からの注目を集めたいのならば、至極簡単なことだろ? バーレーンのスタート時に、騒ぎを起こせばいい。世界中で報じられるよ」

「さっきも言ったように、後で王子と話す。われわれは、この問題の進展を注意深く観察している。彼らが正しいと判断した対処を信じることになる」

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