反政府デモが拡大し、F1開幕戦の開催が危ぶまれているバーレーンから、F1中止を連想させるニュースが舞い込んできた。
チュニジアやエジプトで独裁政権打倒を果たした反政府デモが中東各地に飛び火。3月にF1開幕戦を開催予定のバーレーンでも反政府デモが激化しており、すでに死者が出たとも報じられている。
そのため、F1開幕戦が中止になる可能性も出ていた。そんな中、GP2アジアの第2戦が、17日(木)からバーレーンで開幕する予定だった。しかし、17日の走行は中止になり、18日(金)へ延期されたことが主催者から発表された。
主催者側の発表によると、通常はサーキットのメディカルセンターで待機しているはずの医療スタッフが、首都マナマの病院に招集されたとのこと。そのため、安全面に問題があるとして、主催者側は走行の延期を決断した。
17日未明のマナマでは、警官隊が集まっていた反政府デモ隊を実力行使で鎮圧し、死者や負傷者が多数出たと報じられていた。