ラリー事故で重傷を負ったロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)の代役はニック・ハイドフェルドに決まったが、クビサがビタントニオ・リウッツィを推薦していたとのうわさがある。
当初、14日(月)にもロータス・ルノーGPがハイドフェルドの起用を発表するとみられたが、実際にハイドフェルド起用が発表されたのは16日(水)だった。発表が遅れた原因として、イタリアの病院にいるクビサが、ほかの候補者を推しているといううわさが浮上していた。
ラリーでの恐ろしい事故の後、最初に見舞いに駆け付けた友人の中にリウッツィもいた。リウッツィは現在、フォース・インディアを放出され、2011年の所属チームは決まっていない。
そのリウッツィをクビサが推薦していたというのだ。
しかし、2010年のF1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、ハイドフェルドが理想的な代役だと考えているようだ。
ベッテルは、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に、「ヘレスでは、ニックはチームとうまく働いていたと思うし、F1で数少ない正直者の1人だからね。彼はこのチャンスを受けるに値するよ」とコメントした。
一方で、マーク・ウェバー(レッドブル)も15日(火)、クビサを見舞っている。
ウェバーはツイッターで、「僕たちはいろんなことを話したよ」とつぶやいていた。