政治的に不安定な状態が続くバーレーンで来月初めに予定されているシーズン開幕前最後のテストが中止された場合、F1サーカスはスペインでテストを続ける可能性がある。
18日(金)から21日(月)にバルセロナのカタルーニャ・サーキットでテストを行った後、F1サーカスは2011年シーズン開幕の地で行われるシーズン前最後のテストのため、バーレーンに向かう予定だった。
しかし、開幕戦は中止の色合いが濃くなっている。だがチーム側は、3月3日(木)から6日(日)に行う予定のテスト自体を中止することは望んでいない。
「最後のテストの地へ向かえないことを想定してFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)から利用可能な日程の問い合わせがあったが、まだ正式な依頼は受けていない」とのカタルーニャ・サーキットの新責任者ビセンテ・アギレラの発言を『El Pais(エル・パイス)』紙が報じた。
アギレラによると、今週末のテストと最終テストが行われる3月初旬の間には、予約が入っているようだ。
「けれど、もしF1から依頼があれば、希望をかなえるためにわれわれは最大限努力する」とアギレラは協力する姿勢を示した。
F1チームで組織するFOTAはバルセロナテスト初日の18日(金)にバルセロナで会合をもっていた。