ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は、F1で活躍するには年をとりすぎているとの指摘を一蹴した。
ワールドチャンピオン7冠のシューマッハは、37歳当時の2006年にタイトルに挑戦して敗れて引退したが、昨年F1に復帰して以来は苦戦が続いている。
ライバルたちに追いつくのにも苦戦している主な原因は、先月42歳を迎えたシューマッハの年齢であるとする意見があり、シューマッハのチームメートのニコ・ロズベルグもその意見に賛同していた。
シューマッハ自身も『ADAC Motorwelt(ADACモートアヴェルト)』誌の取材に対して「時計の針は巻き戻せないよ」と語っている。
「10歳や15歳のころと全く同じではない、それは認める」
「それでも、僕がまだやれるのかと聞かれればイエスと答えるよ」
シューマッハは昨年の苦戦の理由がメルセデスGPのクルマにあるとしていた。このクルマは同チームがブラウンGPと呼ばれていた頃にドライバーだったジェンソン・バトン(現マクラーレン)が乗ることを想定して作られたものだった。
「2009年の12月に最初にあのクルマに乗り、そのときすでにあのクルマが僕に合わないとエンジニアたちにはわかっていた。けれど、もう終わったことだから」とシューマッハは、2年目には状況が変わるとの希望をのぞかせた。