ニック・ハイドフェルド「順調なら、シーズン序盤から表彰台を争える」

2011年03月23日(水)

ロータス・ルノーGPのニック・ハイドフェルドが、2011年F1開幕戦オーストラリアGPに向けた意気込みを語った。

Q:ニック、私たちにとっての初レースです。ワクワクしていますか?

ニック・ハイドフェルド:毎年オーストラリアに来ることを楽しみにしているんだ。人も街も、とてもリラックスしていて、温かい雰囲気があるから、ここを旅するのは好きなんだよ。

Q:あなたは、チームに加わってまだ1ヶ月です。これまでを振り返ってみていかがですか?

ハイドフェルド:1回目のテストから、クルマの中では正しい方向性で攻めようとしていたし、チームと働くことも楽しめるようになっているよ。これまでに所属したチームよりも、ここでは力になれると感じているんだ。みんなとてもオープンだし、僕の言うことに耳を傾けてくれるからね。

Q:この冬はどんな冬になりましたか?

ハイドフェルド:テストについて話すときは、客観的になるものなんだ。僕たちのクルマは速いと思うけど、テスト中はどのチームもある程度の問題を抱えていたよ。特に信頼性の問題が多かったね。でも、僕たちはかなり期待を持てるものを開発できたよ。

Q:R31(2011年型車)の競争力は分かりましたか?

ハイドフェルド:このくらいの位置にいるということは分かっているけど、実際のところは誰にも分からない。クルマのパフォーマンスは高いと思うし、もしすべてが順調にいけば、シーズン序盤から表彰台を争えると期待している。

Q:見た目がいいクルマは速いとよく言われますが…

ハイドフェルド:その質問がそのまま答えになっているよ。このクルマは美しい。主観的なものだってことは分かっているけど、R31を実際に見てみれば分かるはずだよ。

Q:昨年は、ピレリタイヤの開発にも携わっていましたね。そのことで、今シーズン有利になることはありますか?

ハイドフェルド:それはまったくない。自分が何をやっていたのかも覚えていないよ(満面の笑みを浮かべながら)。

Q:メルボルン(オーストラリアGP)では、どんなことが予想されますか?

ハイドフェルド:未知なものがたくさんある。特に、可変リアウイング、KERS(運動エネルギー回生システム)、ピレリタイヤでレースをするのは今回が初めてだからね。一番影響のあるものはタイヤだと思うし、これによって、戦略はかなり興奮するものになるだろうね。

ハイドフェルド:これまでよりも、大幅にピットストップが増えると思っている。少なくとも3回だね。それに、各チームがピットストップを行うタイミングも近くなると思うよ。タイヤの性能が低下するから、ピットインするしかなくなってしまう。そうしなければ、大きくタイムを失うことになる。

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