ニック・ハイドフェルド「クビサはチームの一員」

2011年04月12日(火)

F1マレーシアGPで表彰台を獲得したニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)。そのハイドフェルドのヘルメットには、ロバート・クビサのイニシャルである「RK」のロゴと、クビサの母国ポーランドの国旗が描かれていた。

BMWザウバーに在籍していたころは、チームメートとしてともに戦っていたクビサとハイドフェルド。しかし、クビサはF1開幕前に参加したラリーでクラッシュして重傷を負い、その代役として選ばれたのがハイドフェルドだった。

「君のことが恋しくて、君のことを思っているよ」

「君がF1のメンバーであり、このチームの一員であることを、ファンのみんなにも分かってもらいたい」ドイツ紙『Bild(ビルト)』が掲載した、クビサへのメッセージの中でハイドフェルドはこう語った。

シーズン開幕前から速さが注目されていたロータス・ルノーGP。開幕戦ではビタリー・ペトロフが表彰台を獲得し、続く第2戦マレーシアGPではチームメートのハイドフェルドが表彰台に上った。開幕戦のレース後には、クビサへ向けたメッセージを掲げるチームメンバーの姿も国際映像で放映されていたが、ハイドフェルドは次のようにクビサへ語りかけた。

「レース中も、よく君のことを考えていた」

「ゴールしたとき、幸せでいっぱいになったよ。君は”今年のロータス・ルノーGPは最高なクルマを手に入れているじゃないか。できるだけ早く復帰して、僕が走らせてやる”って思ったんだろうね」

「君が順調にリハビリを進めていることを願うよ。早く良くなれ!」

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