ルイス・ハミルトンは、在籍するマクラーレンに永遠の忠誠心を保証できないと語った。
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュが最近、あと5年は現行のドライバー陣で戦いたいとコメントしたばかりだった。
ハミルトンは、幼いころにマクラーレンの育成ドライバーとなり、マクラーレンがハミルトンの才能を開花させたとも言える。そのマクラーレンからF1にデビューし、今もマクラーレンに所属しているハミルトンだが、さらなるタイトル獲得のため、正しい場所にいたいと語った。
「僕はまだF1での経験は少ない。競争力のあるドライバーでいたい」と語ったハミルトン。最近、サイモン・フラーとマネジメント契約を結んでいるが、次のように続けた。
「いい場所にいるならそれで満足できるよね。どこかほかへ移籍する必要はない」
「僕はいつだってマクラーレンでレースすることを楽しんできたから、これからも続けていきたいと思っている。でもシーズンが終わって、自分たちがどの位置にいて、何が起きたかを評価しないといけないんだ」
ハミルトンは残りのキャリアもマクラーレンに残留することを心に描いているかどうかたずねられると、「正直言って、何も考えてはいないよ」と答えている。
キャリアを通して1チームに在籍することは、魅力的な選択肢であるかという質問には、「いや、そうでもない。そんなに魅力的だとは思わない」と加えた。
さらに忠誠心に限界があるか問われると、「明らかに(限界が)ある」と語っている。
一方、ウィットマーシュの評価を聞いて喜んだのは、昨年マクラーレンに加わった31歳になるジェンソン・バトン。
「彼はそのことについて僕にまだ話してくれていないんだ。誰もそのことを話してくれなかったよ。でも、そう聞いてうれしいし、僕のやっていることは間違っていないっていうことだね」
「マーティンにしつこく聞かなくっちゃ」とバトンはにっこりしていた。