マクラーレンは今年、全戦の予選でレーシングスーツのカラーリングを変更する。
マクラーレンのジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンは、中国GPの2日目、真っ赤なレーシングスーツを着て登場。フェラーリのような真っ赤なレーシングスーツに、驚く関係者も多かった。
第2戦マレーシアGPでは、ハミルトンがレーシングスーツの背中にトラの絵を入れていたが、これはスポンサーのヒューゴ・ボスとの提携が30周年を迎えたたことを記念してのものだった。
そして第3戦中国GPでマクラーレンは、真っ赤なレーシングスーツを用意して背中には龍(りゅう)を入れた。「中国の文化では、赤が幸運と喜びをもたらし、龍(りゅう)も幸運と強さのシンボルであるため」とマクラーレンは説明。2011年のすべての予選で、それぞれ異なったデザインのレーシングスーツが使用されるようだ。
バトンは自分の赤いスーツを見て、「かなり気に入っているよ。とても目立つと思うね」と話していた。
ハミルトンに対し、赤いスーツと黄色のヘルメットを着用している姿は、あこがれのアイルトン・セナを思い起こさせると話したドライバーもいたようだが、ハミルトンはこれに対し、「でもセナならポールを取っていただろうね」と返答していたという。
中国GPのポールポジションは獲得できなかったハミルトンだが、17日(日)に行われた決勝で優勝。昨年のブラジルGPから続いていたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の連勝を止めることに成功した。