ベルギーのゾルダーで24日(日)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)の第2戦が行われ、ロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)が第1レースで、ガブリエル・タルキーニ(セアト・レオンTDI)が第2レースで優勝した。
第1レースでは、ポールポジションからスタートしたハフがそのまま優勝。同じくシボレー・クルーズを駆るアラン・メニュとイバン・ミュラーが2位と3位に入ったことで、シボレー勢による表彰台独占となった。
続く第2レースでは、グリッドに並ぶことができなかったクルマもあったため、タルキーニがポールに。タルキーニはスタートで首位の座を守ると、終盤にはハフから激しく攻め立てられるものの、見事に守りきって優勝。開幕戦から続いたシボレー勢の連勝を止めた。
谷口行規(シボレー・クルーズ)は、第1レースではクラッシュに巻き込まれたこともあり14位。第2レースでは、グラベルにはまった際、オフィシャルの助けを借りてレースへ復帰したことから、レギュレーション違反と判断され、レース結果から除外となった。
この結果、ハフがドライバー部門のランキングトップを守ったが、3位につけるタルキーニがわずかにハフとのポイント差を縮めた。両者のポイント差は、現在19ポイント。マニュファクチャラー部門でも、シボレーがトップの座を守っている。