ミハエル・シューマッハ、大不振もスポンサーは離れず

2011年05月26日(木)

ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)に高額な資金を提供しているスポンサーは、シューマッハが不振にあえぎながらも、まだ支援を確約しているようだ。

3度F1王者に輝いているジャッキー・スチュワートは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、優勝91回、タイトルは7回も獲得したシューマッハが昨年のF1復帰以来、「評判に傷をつけている」と話した。

シューマッハは復帰が決まってから、ジェット・セット、ネイビーブート、オーデマピゲといったスイスのスポンサーと契約を交わし、F1のスポンサーシップ専門家ザック・ブラウンはシューマッハの個人スポンサーから100万ドル(約8,100万円)を得ていると推計した。

スポーツビジネス戦略家のサイモン・チャドウィックは『Bloomberg(ブルームバーグ)』に、「シューマッハが完走しなかったり、ポイントを取れなかったりするレースでは、シューマッハのブランド価値がどんどん下がっている」と解説した。

しかし、時計メーカーのオーデマピゲはシューマッハを堅く支持し、彼を支援する決断を駆りたてたものは、「まずシューマッハの人柄とキャリア」だったと説明した。

また、靴メーカーのネイビーブーツのCEOは、シューマッハが「優勝争いにすぐに加わると確信している」と述べた。

スポーツウェアを提供するジェット・セットはコメントを控えた。

ジャスト・マーケティングを所有するブラウンは多くのスポンサーと契約交渉をしてきたが、スポンサー企業にとってシューマッハには、多くの資金を提供する価値があると主張している。

「彼はレースで18位になっているわけじゃない」とブラウンは語った。

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