フェリペ・マッサ「DRS(可変リアウイング)にほかのコースほどの効果があるとは思わない」

2011年05月26日(木)

フェラーリのフェリペ・マッサが、モナコGPに向けた意気込みを語った。

フェリペ・マッサ
「今週末のモナコでは、興奮するようなレースをできると思う。今シーズンこれまでのレースで、タイヤが与える影響を見てきたからね。戦略がとても重要になるし、これまでとは違ったタイヤ戦略が採用されると思うよ」

「でも、ここでの追い抜きが難しいこと、そしてDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)の使用を認められる部分がコースの簡単な区間ではないことを考えると、DRSにほかのコースほどの効果があるとは思わない。追い抜きについては、タイヤの性能低下の方が大きな影響を与えそうだよ」

「前戦よりもいい週末になることを願っている。ハード側タイヤを使わなくていいから、レースではスタートからゴールまできちんと戦うチャンスがあるかもしれない。ソフト側タイヤを使うことで、予選では楽になるだろうから、バルセロナ(スペインGP)などよりはいい週末になると期待している」

「予選では、ソフトタイヤとスーパーソフトの使い方が興味深いね。間違いなく、スーパーソフトの方が速いだろうし、モナコではできるだけ上位で決勝をスタートすることが重要なんだ。だから、決勝に向けて新品タイヤを温存するのではなく、予選で全力を尽くすような戦略が採用されるかもしれない」

「でも、そのタイヤのまま決勝をスタートすると長持ちしないから、早めにピットへ入らざるを得ず、隊列の中へ戻ることになる。みんながいろいろな戦略を採用すると思うし、僕たちの戦略が正しいことを願うよ」

「チームの組織変更は、チームがやるべきだと感じたものの1つなんだけど、僕はチームのことを信頼している。これによって、正しい方向性を見いだせるようになると願っているけど、この変更だけで、僕たちがすぐにいいクルマを手にできるようになるわけじゃない」

「将来にならないと出てこないような変更の効果もあるんだ。すべての部門で、以前と同じ人も作業しているから、これでチームが不安定になることはない」

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