バーレーンGPの決断前にかたずをのむF1関係者

2011年06月03日(金)

F1は政情不安の続くバーレーンで開催されるのか、決断が下される3日(金)、関係者は見守っている。

F1最高責任者のバーニー・エクレストンは開催費の4000万ドル(約32億円)を望み、最近では政治がスポーツに影響を与えるべきではないと語っていた。

しかし、これによってエクレストンが、バーレーンや各地でここ数カ月起こっている反政府デモを理由にF1を開催しないということはないようだ。

エクレストンは『CNN』に、「教養がありすぎるんだ。もし、この件について何かを起こす道を見いだせるなら、われわれの問題の多くは解決しているよ」と話している。

各チームの代表はモナコで開かれた会合の際に、物流の面からそろって年内開催に反対の姿勢をとることに合意したとみられている。

そのため、F1を統括する団体であるFIA(国際自動車連盟)が開催を中止するには十分な理由となるが、それでも将来、F1カレンダーにバーレーンGPが登場することを支持している。

ブリティッシュ・レーシングドライバー連盟(BRDC)の会長を務めるデーモン・ヒルは、政治情勢を考慮に入れて、バーレーンGPを開催させるべきではないと考えている。

しかし、チーム代表やドライバーは口を閉ざしたままである。だが、マーク・ウェバー(レッドブル)は別のようだ。2日(木)、ツイッターで1人意見を言っているのだ。ウェバーは、「バーレーンの人たちが傷ついているときに、スポーツなんて言っている場合じゃない。正しい決断が下されることを祈っていよう」とつぶやいている。

また、ウェバーは3日(金)に開かれる世界モータースポーツ評議会についても触れ、『Marca(マルカ)』によると、評議会の関係者であるスペイン人のカルロス・グラシアが最新の状況を見るためにバーレーンへ飛んだという。

グラシアはFIAのメンバーに対して報告を行う予定で、バーレーンの情勢について、通常とほぼ近い状態であるという結論を出す見通しだ。

しかし、人権乱用が報じられており、ドイツの『Focus(フォーカス)』はF1の選択は「モラルか金銭か」を問うていると伝えた。

『DPA通信』によると、ロータス・ルノーGPのチーム代表を務めるエリック・ブーリエは、「政治問題には(F1が)かかわらない方がいいとアドバイスされるだろうね」と語っているとのことだ。メルセデスGPの代表、ロス・ブラウンにいたっては、チームが1年を通して一生懸命働いているのだから、12月開催は「完全に受け入れられない」としている。

ロータス・ルノーGPのスポーティングディレクターを務めるスティーブ・ニールセンは、『O Estado do S.Paulo(オ・エスタード・ド・サンパウロ)』に、「最後の2戦を続けて開催するために、ブラジルからインドにすべてを持ち込むことはできない。(提案された最終戦の)日付は12月4日ではなくて、11日だ。考えられないよ」と話している。

先日、インドGPが予定されている10月30日にバーレーンGPが組み込まれる可能性があると報じられた。また、11月27日にブラジルGPを行い、12月4日にインドGPを開催すると付け加えられていた。

FIAにはバーレーンに対して、年内開催にノーという非政治的な理由があるというわけだ。

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