マーク・ウェバー(レッドブル)が、すばらしいシーズンを送った昨年とは違い、今年これまでのパフォーマンスがかんばしくないのはタイヤが原因だと語った。
「言い訳」をしないことで有名なウェバーだが、カナダGPの週末を控えて、開催地であるモントリオールを流れるセント・ローレンス川でカヤックを楽しんだ後、口を開いた。
「僕が釣りをしている姿なんて見ることはないよ。僕はがんばらないといけない」
ウェバーのチームメートであるセバスチャン・ベッテルは、昨年タイトルを獲得し、今シーズンは6戦のうち5戦で優勝と絶好調だ。
ウェバーは『rds.ca』に、「期待の持てる結果を維持していきたいね。すぐにでも優勝したい。去年はかなり勝っていたわけだからね」と語っている。
さらにウェバーは、渋々不調の原因を説明した。それによると、今年からピレリにサプライヤーが変更されたタイヤが要因だという。
「タイヤはとても違うんだ。ドライバーはその変化にすごく敏感になるんだよ」
「ゴルファーとかテニス選手が道具を変更するようなものだ。このレベルにいて、ささいなことで抜きんでようとすれば、小さな変化が大きな違いを生み出すものだ」
「だけど、順応できるかはドライバー次第だね」
『rds.ca』は8日(水)、今年は何がきっかけでチームメート間に差ができているのかベッテルにたずねた。
「1つの要素だけで流れを変えることはない。もっと深いもので、小さなことが集まって大きな変化を生むんだ」とベッテルは答えている。