F1では、2014年から1.6リッターV6ターボエンジンを採用することが濃厚になったが、マクラーレンがF1エンジンを製造する可能性について、チーム代表を務めるマーティン・ウィットマーシュは一蹴した。
マクラーレンの市販スーパーカーMP4-12Cは、自社製3.8リッターのツインターボV8エンジンを搭載。さらにウィットマーシュは今年3月、マクラーレンは「何も考慮から外さない」と語り、F1エンジン製造の可能性を否定しなかった。
しかし、主要F1関係者によって構成されるF1委員会で2014年からのV6ターボ導入が合意されたことを受け、マクラーレンには魅力のあるものかたずねられると、ウィットマーシュは「いや、魅力はないね」と返答している。
「F1は信じられないほどの強力な市場価値があるものだ。しかし、そのコストは膨大で、1年ごとに数百万もの車で償却しなくてはならない。数千ではないんだ」
「マクラーレンが計画している製造数は、当分の間は年間に最大4500台だ。そのため、エンジンのためにF1のような存在をマーケティングに使う意味はない」