F1第8戦ヨーロッパGP、レースレポート

2011年06月26日(日)

2011年F1第8戦ヨーロッパGP決勝が、6月26日(日)の現地時間14時(日本時間21時)からバレンシア市街地サーキット(1周/5.419km)で行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が他を寄せ付けない圧倒的な強さで優勝。小林可夢偉(ザウバー)は16位になり、連続入賞が途切れてしまった。

レース開始時の天候は晴れ、気温27℃、路面温度は47℃。上位勢は大きな混乱もなくスタート。しかし、3番手スタートのルイス・ハミルトン(マクラーレン)が5番手に後退。4番手、5番手スタートだったフェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが1つずつ順位を上げた。

ポールポジションからスタートしたベッテルは、すぐに2番手のチームメート、マーク・ウェバーとの差を約2秒に広げる。しかし、ウェバーもベッテルとほぼ同じペースで周回。両者のタイム差は2秒前後で推移している。また、ウェバーの約1秒後方にはピッタリとアロンソがつけている状態だ。

10周終了時、ベッテルとウェバーの差がやや広がり約3秒に。ウェバーのすぐ後ろには、まだアロンソがピッタリとつけており、ウェバーにプレッシャーをかけている。なお、14番手からスタートした小林可夢偉(ザウバー)は、1つ順位を上げ、この時点で13番手だ。

11周目終了時に可夢偉がピットへ。可夢偉の前を走っていたルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)も同時にピットへ入っている。12周目終了時には上位勢でもピットストップが始まり、まずは5番手ハミルトンがピットへ入った。次の周には2番手ウェバーもピットへ。その翌周にはトップのベッテル、2番手に浮上していたアロンソがピットイン。これでマッサがトップに浮上したが、マッサも15周目終了時にピットへ入った。

1回目のピットストップが終わった時点では、ハミルトンがマッサを抜いて4番手に浮上した以外、上位勢に順位の変動はなかった。また、可夢偉は15番手に順位を落としている。21周目、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使ってアロンソがウェバーを抜いて2番手に。アロンソの母国スペインでのレースということもあり、グランドスタンドの観客は立ち上がって歓声をあげている。

ウェバーを抜いたアロンソが一気にペースアップ、ベストラップを更新しながらトップのベッテルを追う。23周目終了時点でのベッテルとアロンソの差は約3秒。しかし、ベッテルもペースを上げているほか、抜かれたウェバーもほぼ同じペースで走行している。

24周目終了時に4番手ハミルトンが2回目のピットストップ。また。24周目にはベッテルがファステストラップを更新し、2番手アロンソを引き離しにかかった。しかし、アロンソも同じようなペースで走り、両者の差は大きく広がらない。

その後方では、可夢偉がビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)に抜かれて16番手に後退。しかし、14番手のセルジオ・ペレス(ザウバー)はタイヤのグリップが大幅に低下しており、大きくペースを落としていたため、ペトロフと可夢偉が続けざまにペレスを抜いた。これにより、可夢偉は再び15番手となった。

28周目終了時に3番手ウェバーが2回目のピットイン。また、早めに2回目のピットストップを行ったハミルトンが、ファステストラップを連発しながら前のドライバーとの差を詰めている。29周目終了時には2番手のアロンソがピットイン。しかし、アロンソがコースへ復帰するとウェバーがアロンソの前に。ウェバーはピットストップでアロンソを抜き返すことに成功した。

30周目終了時にトップのベッテルがピットインし、トップのままコースへ復帰。上位勢が2回目のピットストップを終えると、ハミルトンのペースが落ちた。マクラーレンはハミルトンに対し、リアタイヤの温度が高いと無線で伝えていたが、ハミルトンは「僕はペースを落とさない」と返答。ハミルトンが自主的にペースを落としているのか、ペースが落ちてしまっているのか不明だが、35周目終了時点で3番手アロンソと4番手ハミルトンの差は約18秒にまで広がった。

2回目のピットストップ後、ベッテルがペースを上げ、ファステストラップの更新を連発。ウェバーはこれについていけず、40周目終了時にはベッテルとウェバーのタイム差が約3.5秒になった。

42周目終了時に2番手のウェバーがピットイン。ウェバーは3番手でコースへ復帰。しかし、ウェバーの前では周回遅れの可夢偉とペトロフがバトルを繰り広げている。そして45周目終了時にアロンソがピットへ。アロンソはウェバーの前でコースへ復帰することに成功し、ピット戦略で奪われた2番手をピット戦略で取り戻した。

47周目終了時にトップのベッテルがピットインへ入り、トップのままコースへ復帰した。また、後方ではセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、可夢偉、ペトロフが13番手を争って激しいバトルを展開。ブエミ、ディ・レスタ、可夢偉、ペトロフという順番に落ち着いたものの、その後も各車が接近した状態が続いた。

レース終盤には、3番手ウェバーのペースが落ちる。チームからは、ギアボックスに問題があるため、低速ギアでは早めにギアチェンジを行うよう指示された。

一方、トップのベッテルは53周目にもファステストラップを更新。最終的には2位アロンソに約10秒の差をつけて優勝した。トラブルに見舞われたウェバーは3位のままゴールした。

可夢偉は16位でゴール。第2戦マレーシアGPから続いた連続入賞はここで途切れることになってしまった。

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【結果】ヨーロッパGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差など

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