バレンシア市街地サーキットで開催されるヨーロッパGP主催者は、今後の同グランプリの開催日程をもっと早めたいと考えているようだ。
スペインの港町であるバレンシアの市街地コースで先週開催されたヨーロッパGPは、今シーズンのF1カレンダーでは8番目のレースであり、ヨーロッパでは(トルコを含めると)4番目に位置づけられている。
バレンシア市長のリタ・バーベラは『EFE』(通信社)に対し、開催日程をもっと早めることができれば、熱心なF1ファンに対して常に魅力的なグランプリとするための“改善”となり、バレンシアが他のヨーロッパ地域のグランプリのなかでアドバンテージを得るだろうと述べている。さらに、日程の変更についての話し合いをすでに行っていることも認めている。
26日(日)に開催されたヨーロッパGP決勝では、追い抜きが少なく、ただの行列だったとの非難を受けているが、バーベラ市長はF1の最高権力者であるバーニー・エクレストンも 「今後バレンシアはヨーロッパにおける重要な都市になることを賭けてもいい」と語り、とても前向きであると主張している。
「F1は観光を通じて経済を活性化させる素晴らしい力を持っている」と語るバーベラ市長。しかし、そのあてにする人物エクレストンは、先週のヨーロッパGPでレースが20周に入ろうとした頃にはすでにサーキットを去ろうとしていたところが目撃されている。