頭部保護のためウインドスクリーン設置案は見送りに

2011年07月16日(土)

2年前のハンガリーGPで、ルーベンス・バリチェロ(当時ブラウンGP)のクルマから脱落した部品がすぐ後ろを走っていたフェラーリのフェリペ・マッサのヘルメットを直撃し、マッサが頭蓋骨(すがいこつ)骨折という致命的ともなりかねないけがを負う事故が発生した。

この事故をきっかけとして、F1の技術責任者たちにより、F1車両のコクピットをジェット戦闘機のようなキャノピー(ウインドスクリーン)で覆うことについての研究が始められていた。

しかし、メルセデスGPのチーム代表であるロス・ブラウンはこの案について次のように語っている。

「カバーやキャノピーを設置することは可能だ。しかし同時に、ドライバーをすぐにクルマから助け出せるようにしておかなくてはならない。二次的な考察が必要なことがたくさんある」

『Daily Mirror(デイリー・ミラー)』によれば、F1の代表者たちはドライバーの頭部を覆ってしまうルーフ状のものを設置するというアイディアを退けたという。

報道によれば、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)はF1車両にポリカーボネートのスクリーンを設置することを検討していたが、クルマがひっくり返ったり、火災を起こしたときにドライバーたちの脱出の妨げになるのではないかと懸念しているほか、スクリーンに当たって跳ね返った破片が観客を傷つけてしまう危険もあると考えているようだ。

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース