フォース・インディアのテスト兼リザーブドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグは、2012年のシーズンはレースドライバーの座を取り戻したいと語った。
2010年にウィリアムズからF1デビューし、同年のブラジルGPではポールポジションも獲得したが、わずか1シーズンでパストール・マルドナード(ウィリアムズ)にレースシートを奪われた。
「放出の決定が知らされたタイミングが遅すぎたんだ。もうその時には他のシートはすべて埋まっていたよ」と語ったヒュルケンベルグ。
2011年のシーズンでは、フォース・インディアのテスト兼リザーブドライバーとして各グランプリの金曜日フリー走行を出走している。
何とかF1に残った形となったヒュルケンベルグだが、オランダの雑誌『Formule 1』のインタビューで次のような本音を語った。
「テスト走行だけでは満足できないし、フラストレーションもたまる。だけど何もできないよりは良いよ。金曜日だけでも走ることができるのは幸運だと思う」
「今シーズンが僕の今後のキャリアにとって致命的だとは思わないよ。だけど来年はレースシートを得なければ、かなり厳しくなるだろう」