ニック・ハイドフェルドをロータス・ルノーGPチーム代表がまたも批判。高まる解雇説

2011年07月27日(水)

ロータス・ルノーGPのレースドライバー、ニック・ハイドフェルドが来季はレースシートを失うだろうという憶測が過熱している。

今週末に行われるハンガリーGPの金曜日フリー走行1回目では、サードドライバーのブルーノ・セナを走らせるロータス・ルノーGP。ハイドフェルドの母国ドイツの『Bild(ビルト)』と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は共に、これはハイドフェルドがチーム代表であるエリック・ブーリエのサポートを失ったことを意味するのではないかと伝えている。

25日(月)にもブーリエはフランスの『Eurosport(ユーロスポート)』に対して、ハイドフェルドの今季これまでのパフォーマンスについて「明らかに失望している」と語っていた。

「パフォーマンスについてはビタリー(ペトロフ/チームメート)の方をよりあてにしている。ニック(ハイドフェルド)はマシン開発の方が向いている」

このインタビューの内容の詳細がフランスのウェブサイト『sports.fr』に公開され、ブーリエの次のような発言も明らかになった。

「彼(ハイドフェルド)はわれわれが望んでいたリーダーシップを示していない。チームの心をとらえていないんだ」

これを受けて、ハイドフェルドのレースシートは近い将来サードドライバーであるブルーノ・セナかロメ・グロジャンのどちらかに奪われるのではないかとの憶測がさらに過熱することになりそうだ。

イギリスのF1コメンテーターであるジェームス・アレンのブログによると、グロジャンがGP2シリーズを終え次第F1に復帰するのではとアレンは予測しているようだ。

ブーリエはドイツGP開催中にグロジャンに関して次のように述べていた。

「2009年のF1初参戦はまだ早すぎたんだ。(当時チームメートだった)フェルナンド・アロンソとの7レースも、彼にとって良い結果にはならなかった。だが今年GP2でとても優れたドライバーであることを証明してくれた。チャンスを得る資格は十分にある」

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