ニコ・ヒュルケンベルグ、レースシートを獲得できなればF1離脱

2011年08月02日(火)

フォース・インディアのテストドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグが、2012年もレースシートが見つからず、テストドライバーを続ける事になるのであればF1から去ると述べている。

2010年にウィリアムズからデビューし、その年のブラジルGPではポールポジションを獲得するなどの活躍を見せたヒュルケンベルグだが、2010年シーズン終了後にウィリアムズを放出された。現在はフォース・インディアのテスト兼リザーブドライバーとして各レースでフリー走行1回目で走行を担当している。

「僕はレースすることを心から愛している。だからほかのドライバーがレースをしている週末に座って観戦しているだけってのは苦痛だよ」とヒュルケンベルグは語る。

ヒュルケンベルグは、2012年に再びレギュラードライバーとしてレースに参加できると自信を持っている。しかし、それがかなわず、リザーブドライバーとしての契約を延長するくらいならほかの自動車レースに参戦すると地元ドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』にコメントした。

「F1以外の自動車レース」とはDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)、ル・マン、あるいはインディカーを意味しているのかと尋ねられると、ヒュルケンベルグはF1でのシート獲得に向けた自信を見せた。

「正直言って、今それに関していろいろと心配したりするのは時間の無駄だと思う。なぜなら、F1に残ることができるって信じているからね」

ヒュルケンベルグは、フォース・インディア側も自身に満足していると語るものの、チーム代表のビジェイ・マリヤが2012年のドライバーラインアップを決定するのは年末であるようだ。

またヒュルケンベルグは、HRTやヴァージン、チーム・ロータスといった2010年から新規参戦している小規模チームへの移籍という可能性も完全には否定せず、「また2か月後にでも聞いてみてよ」と笑いながら語った。

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