F1は技術への依存度を減らすべきとフラビオ・ブリアトーレ

2011年08月03日(水)

F1はエンジニアの手からドライバーの手に返されるべきだ、とルノーの元マネジング・ディレクターを務めたフラビオ・ブリアトーレは考えている。

「予算を下げるだけではなく、技術的なレベルも下げるべきだ。今のドライバーは山ほどあるボタンを正しいタイミングで右に左に押すだけだ」と、ドライバーへ故意にクラッシュすることを指示した“クラッシュゲート事件”の責任をとって2013年までF1に関わることのできないブリアトーレはスペインのラジオ局『Onda Cero(オンダ・ セロ)』の取材で答えている。

「エンジニアが主導権を握っているんだ。理解しにくいレギュレーションを掲げてね。(イギリスGPの開催地シルバーストンで)何が起きたか見ただろう。金曜日(7月8日)と月曜日(7月11日)ではルールが変わっていた。ファンが見たいのはそんなものじゃない、ただドライバーたちが戦う姿を望んでいるんだ」

「F1をもっと普通の姿に戻すべきだ。セナ(アイルトン・セナ)、プロスト(アラン・プロスト)、マンセル(ナイジェル・マンセル)、初期のアロンソ(フェルナンド・アロンソ/現フェラーリ)が戦っていたような日々にね。ここ5、6年は技術への依存度が高くなりすぎているよ」とブリアトーレは現在のF1事情に警鐘を鳴らしている。

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