マクラーレンの快進撃の陰には日本人エンジニアの存在があるようだ。『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じた。
最近に開催されたドイツGP(7月24日決勝)とハンガリーGP(7月31日決勝)でルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンの両ドライバーがそれぞれ勝利を収めたマクラーレン。『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の報道によると、シーズン序盤戦に圧倒的な強さを見せたレッドブルの牙城をマクラーレンが突き崩すことができた最大の理由は、同チームの日本人エンジニアにあるようだ。
その日本人とは、2009年までF1へタイヤを供給していたブリヂストンでチーフエンジニアを務めた今井弘氏。現在ではマクラーレンに在籍している。今季からF1のタイヤサプライヤーになったピレリのタイヤは、性能低下の激しさが話題になっているが、今井氏はその「秘密」を突き止めたという。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、マクラーレンはブレーキの熱がタイヤへ影響することを防ぐため、ブレーキの冷却性能向上に取り組んでいたようだ。また、今井氏が「突破口をもたらした」とも伝えられている。