トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストはF1の公式Webサイトのインタビューに答え、トロ・ロッソのシートにふさわしいと思われるドライバーとして3人の名前をあげている。
トストは第1候補にあげたいドライバーとしてセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、そしてニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)の名前をあげたが、彼らがレッドブルの第2チームであるトロ・ロッソで走りたいと思うことなどありえないと認めている。
「だから、誰がトロ・ロッソにふさわしいかと考えたなら3人選びたいね、もしよければね(笑)」
トストが名前をあげたのは、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディアのリザーブドライバー)、そしてかつてルノーF1チームのドライバーであり、F1の登竜門であるGP2シリーズで今季のタイトルに最も近いところにいるロメ・グロジャン(ロータス・ルノーGPのリザーブドライバー)である。このうちグロジャンは3つのチームと来季の契約に向けた交渉をしていると伝えられている。
「ルノーは(2009年に)アロンソのチームメートにしてグロジャンをダメにしてしまった。でも私は今も彼がとても大きな可能性を秘めていると信じているよ」
しかし、トストはトロ・ロッソのドライバーを選ぶのはチームオーナー(レッドブル)であることを認めている。
「そう、レッドブルが彼らの控えの中からドライバーを選んでいる。でもそれこそがこのチーム(トロ・ロッソ)を存在させた意図であり、理由だからね」