バーニー・エクレストンの娘、父の後継者になることを拒む

2011年08月23日(火)

F1の最高権威者バーニー・エクレストンの娘は父の後継者としてF1のビジネスを取り仕切るつもりはないようだ。

27歳になるタマラは、エクレストンが授かった2人の娘たちの長女。ロンドンのビジネススクールで学業を修めたタマラは、現在テレビ局の『Sky Italia(スカイ・イタリア)』でF1のリポーターとして働いている。タマラは、数十年にわたりF1界のボスとして君臨している父親の跡を継ぐ気はまったくないと『the Mail(メール)』に語った。

「私の父は3年以内に女性のF1最高責任者(CEO)が誕生することを心に描いていると言っていた。でも私がその女性CEOなるなんて(思っていない)。賭けは無謀だからやめておいた方がいいわよ」とタラマは語り、次のように続けた。

「その仕事はあまりにも大きすぎて私の手には負えない。父が長年続けてきた素晴らしい仕事を台無しにしてしまう人間には絶対になりたくない。私がもしその仕事をやったら、ものの数時間で大混乱して業務を全部カットするわね、きっと」と冗談めいた。

いずれにせよ、タマラは、今年の10月で81回目の誕生日を迎えることになる父親が第一線から退く気はないようだと語った。「私の父にとってより多くのお金を儲けることよりも、新しい取引の成功の方が大事なの。これから、もう一儲けしようか、って感じではないわ。経済的には父はずい分前から働く必要なんてなかったんだけど、仕事を辞めて家でのんびりするなんてできないみたい。今、情熱を注いでやっている仕事だと思うし、金銭的な報酬は二の次ね」と付け加えた。

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