ジェンソン・バトン、2012年は1年契約を希望

2011年08月31日(水)

フェラーリへの移籍のうわさもささやかれていたバトンだが、バトン本人としてはひとまず2012年は現所属チームであるマクラーレンとの契約延長を1年間延長するよう望んでいるようだ。

イギリスの『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』によると、バトンの2012年のオプション契約(所属しているチーム側に契約の優先権を与えている状態)は9月で切れるが、バトンは焦って長期の契約を結ぶよりは1年間の契約を希望している。

現在31歳のバトンだが、2012年はマクラーレンに残留し、2013年以降の選択肢を残しておきたいようだ。フェラーリへの移籍もまだ考えているのかもしれない。

29日(月)にイギリス、マンチェスターでデモ走行を行ったバトンは、今後の契約について次のように語った。

「マーティン(マーティン・ウィットマーシュ/チーム代表)がひとこと“よし”と言えばそれで済むんだ。だって僕は来年もマクラーレンに居たいんだから」

しかし、もちろんマクラーレン内でのバトンに対する評価は高く、チームとしては複数年の契約を望んでいるとみられていた。ウィットマーシュも、先週末に行われたベルギーGPにおいて、13番手のスタートから執念の追い上げをみせ見事3位で表彰台に上がったバトンを「真のチャンピオン」とたたえている。

『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』の記者トム・キャリーによると、他チームもバトンに興味を示しているなか、マクラーレン側はバトンを引き止めるためにも、プロモーション活動など、レース以外の予定を削減するといった、契約内容の譲歩する可能性も高い。

ベルギーGPの健闘でバトンはチームメートであるルイス・ハミルトンをポイントでついに追い抜き、ポイントランキング4位まで上がってきた。しかし2009年のチャンピオンはさらに高い目標を持っている。

「僕もハミルトンも、チャンピオンにならなかったら、順位なんてすぐに忘れてしまうよ」

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