ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は今も最高のF1ドライバー。そう主張するのは、元フェラーリとマクラーレンのゲルハルト・ベルガーだ。
現役F1ドライバーで最年長の42歳。シューマッハもいよいよヘルメットを脱ぐ時期がきたかと、マスコミはしきりに憶測報道を流しているが、ベルガーは『APA通信』にこう語っている。
「年のせいか、もうシューミ(シューマッハの愛称)は速さで若い子に勝てなくなっている。まあ、それは致し方ないさ。でも、彼らの次ぐらいは走れるんじゃないかな」
「ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)、ロズベルグ(ニコ・ロズベルグ/メルセデスGP)、ハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)といった今の子たちからコンマ2、 3秒遅れているよね。ということはつまり、レッドブルに乗りさえすれば、彼はまだ勝てるんだよ」
「彼のことは今も高く評価している。名前を挙げた3人のほかには、唯一アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)がシューマッハの前に来るかな」
マクラーレンのチーム代表、マーティン・ウィットマーシュは違う意見の持ち主だ。ウィットマーシュは『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙へ、シューマッハは今季グリッドの24名中「トップ12」の速さとコメントしている。