フォース・インディアのエイドリアン・スーティルは、モンツァ・サーキットで行われたイタリアGP決勝を12番手からスタートしたが、9周を終えた時点でリタイアに終わっている。
エイドリアン・スーティル
「いいスタートが決められたんだけれど、たくさんのクルマの間に挟まれていたからひとつも順位を上げることはできなかった。そして一番の問題はリウッツィ(ビタントニオ・リウッツィ/HRT)がターン1でスピンして集団にぶつかってきたことだった」
「僕は内側にいたからクラッシュしたクルマを避けるためにグラベル(コース外の砂利が敷き詰められたエリア)に逃げるしかなかったんだ。これでかなりタイムを失ったよ。幸いなことに、僕のクルマはダメージを負っていなかったからレースを続けることができたけどね」
「ミディアムタイヤ(ハード側)で走っていたから、状況はよく思えたし、まだポイントだって狙えると感じたよ。でも、数周後にパワーステアリングがダメになってしまい、問題を抱えてしまったことに気づかされた。ターン3に入るときにシフトダウンしようとしたんだけどダメだったので、クルマを止めるしかなかった。ポール(ディ・レスタ/チームメート)の結果を見れば、今日は2台そろってポイントを獲得するチャンスを逃してしまったね」