F1ドライバーの驚異的な体力にサッカー界も驚き

2011年09月21日(水)

国際的に有名な元サッカー選手が、F1ドライバーの体力に感銘を受けたと明かした。

その元サッカー選手とは、ドイツ代表チームが制した1990年のサッカー・ワールドカップへ、コーチ兼選手として出場した経験があり、現在はサッカーのアメリカ代表で監督を務めているユルゲン・クリンスマン。

ドイツの『Bild(ビルド)』紙にF1ドライバー、特にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のような世界王者から深い感銘を受けたと語った。

「F1ドライバーの仕事を見ていると信じられない気分になるよ。トレーニング内容はサッカーとは比べることすらできない。サッカーはF1ドライバーたちの厳しいトレーニングや、驚異的な集中力から学べることが多い」

その記事によると、ベッテルのようなトップドライバーになると、1週間でトレーニングに費やす時間は実に35時間にも及ぶのに比べ、プロサッカー選手は週に10時間程度とのことだ。

一見クルマを運転しているだけに見えるF1ドライバーだが、高速でコーナリングする際や加減速の際にドライバーの身体にかかる負荷は最大で4~5Gに達する。つまり自分の体重の4~5倍の力が自分の体にかかることになる。

それに加え、難燃性の分厚いレーシングスーツに身を包んで、サウナ並みの暑さのコックピットで集中力を切らすことなく約1時間30分のレースを戦い抜かなくてはならない。そのため、F1ドライバーには並外れた体力が要求される。

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