マーク・ウェバー(レッドブル)は「言い訳」を嫌う人物だが、そんなウェバーが体重の悩みを打ち明けた。
『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』紙に語ったもので、チームメートのセバスチャン・ベッテルとは11kgもの差があるという。ベッテルが2年連続でのF1タイトル獲得を確定させたのに対し、ウェバーは今年、1勝も記録できていない。
ベッテルの体重64kg。一方のウェバーは75kgもある。「(車重を減らすため)チームがマシンをあちこち工夫できれば良いんだけれどね」
ウェバーは、エイドリアン・ニューイ設計によるレッドブルのクルマが重いと言っているわけではなく、クルマの重量を削減することで、重量配分に変化をつけ、ハンドリングを向上させたいと語る。
自らの体重は削れるだけ削っているという。
「いまだかつて、こんなにやせたことはないよ。もうこれ以上は無理だ。あとは髪を切るぐらいさ」
以前、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)も体重の悩みを打ち明けたことがある。
「ヘイキ・コバライネン(現チーム・ロータス)がチームメートだったころなんて、バカバカしいくらいの体重差さ。彼は、とにかく軽いよ。60kgぐらいかな。“やせなきゃ”と思ったけど、僕には不可能だったね」