2011年F1第16戦韓国GPフリー走行3回目が、10月15日(土)現地時間11時(時差なし)から60分間、韓国インターナショナル・サーキット(1周/5.615km)で行われ、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は14番手だった。
セッション開始時の天候は曇り、気温22℃、路面温度は28℃。前日は一度もドライで走れなかったが、この日はドライでセッションがスタート。そのため、セッション開始直後から各車がコースインし、レッドブル勢とメルセデスGPは1周でピットへ戻って各システムをチェックすることなく、すぐに本格的な走行を開始した。
開始約10分の段階では、マーク・ウェバー(レッドブル)がトップ。タイムは1分40秒271。しかし、すぐにチームメートのセバスチャン・ベッテルが1分39秒799を記録してトップに浮上した。また、他のチームも続々と走行を開始している。
開始約15分、13から14コーナーにかけてブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)がクラッシュ。セナは、13コーナー出口で人工芝に乗ってしまいスピン。逆側の壁にクラッシュしたが、走行を再開することはでき、スロー走行でピットへ戻っている。
また、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分38秒210を記録してトップに。そして、メルセデスGP勢がソフト側のタイヤを装着してコースへ入っている。シューマッハは4番手、ロズベルグは6番手のタイムを記録した。開始約25分、クルマの修復を終えたセナがコースイン。セナは自身のタイムを更新して12番手に浮上している。
開始約35分、ハミルトンが1分38秒020を記録して自身のタイムを更新。タイヤはまだハード側を装着している。その直後にバトンが1分38秒005でトップタイムを更新した。バトンもハード側のタイヤでタイムを記録している。しかし、ハミルトンが再びトップタイムを更新。ハミルトンが記録したトップタイムは、1分37秒595だった。
残り10分をきったところでレッドブル勢とマクラーレン勢、フェラーリ勢がソフト側のタイヤでコースイン。ハミルトンが1分37秒199を記録して、自身のトップタイムを更新した。しかし、バトンがセクター1、セクター2で全体のベストタイムを更新しながら走行。だが、バトンのタイムは2番手どまり。
また、コース終盤が曲がりくねっているため、コース上を走るクルマの台数が多くなると、前をふさがれてしまい、自分のペースで走れないクルマも多かった。そんな中、セッション終了直前にバトンがタイムを更新。1分36秒910を記録してトップに立った。結局、バトンがトップのままセッション終了。小林可夢偉(ザウバー)は1分40秒005を記録して14番手になった。
・【結果】韓国GPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など