ミハエル・シューマッハが1位、小林可夢偉3位。そのランキングとは?

2011年11月03日(木)

メルセデスGPのミハエル・シューマッハが、F1復帰2シーズン目も終わりに近づいた今、ようやくランキングのトップに立った。

ドイツの『Sport 1(シュポルト1)』が伝えるところによれば、過去7度チャンピオンに輝いた実績を持つシューマッハが、今季F1の1周目に最も追い抜きを見せたドライバーだという。

この記事によればシューマッハは、今季ここまでの時点で、自分の年齢と同じ合計42台のクルマを1周目に追い抜いている。これはこのランキングで2位につけたセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)の31台という記録を10台以上も上回るものだ。

ちなみに、このランキングで第3位に食い込んでいるのが小林可夢偉(ザウバー)。可夢偉はこれまで、1周目に23台を追い抜いている。

「シューマッハはだんだんよくなってきている。でも彼のクルマに競争力がないから誰も興味を示していないんだ」

こう語るのはF1ご意見番として知られる元F1ドライバーのニキ・ラウダだ。ラウダはさらに次のように続けている。

「来年は違う状況になればいいね。そうすればまた最初からそれを見ることができる」

しかし、予選で常に上位へ入るドライバーが、このランキングでは上位に入りにくいことも事実。例えば、2年連続でF1王者に輝いたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、今年ここまでに行われた17レースのうち13回もポールポジションからスタートするという驚くべき成績を残している。そのベッテルが今季1周目に追い抜いたのはわずかに2台だけだった。

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