フォース・インディア、選手権6位死守のため投資

2011年11月08日(火)

フォース・インディアは、2011年シーズン残りの2戦を全力で戦う。

今季も残り2戦となった現時点で、フォース・インディアはチームの獲得点数を争うコンストラクターズ選手権で6位となっており、同点で7位、8位になっているザウバーとトロ・ロッソには10点差をつけ、5位のロータス・ルノーGPには21点差をつけられている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、フォース・インディアが6位から転落しザウバーとトロ・ロッソより下位に沈んだ場合には、順位に応じてチームに与えられる分配金が900万ユーロ(約9億7千万円)も少なくなるため、フォース・インディアは選手権6位の座を守るための努力を続けるようだ。

フォース・インディアのオットマー・サフナウアーCOOも、この報道を認める発言をしている。

「われわれにとっては、6位になることが大切なのだ」

「今季用のクルマを使った風洞実験をあと4回予定しているのはそのためだ。投資の20倍も(の分配金が)与えられるなら、数十万ユーロの投資は惜しまない」

フォース・インディアが最も警戒するのは、このところ速さを見せつつあるトロ・ロッソ。選手権7位のザウバーよりも上位でトロ・ロッソがシーズンを終えるのは確実だと見られている。

そのような状況にあるザウバー関係者の発言を『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が伝えている。

「パフォーマンス面では、これ以上クルマに変更は加えない」

「残る2つのサーキット(ヤス・マリーナ・サーキット/アブダビGPとインテルラゴス・サーキット/ブラジルGP)はわれわれにとてもよく合うはずだ。しかし、残念ながらライバルたちも強さを発揮してくるだろう」

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