チーム・ロータスのヘイキ・コバライネンが、ヤス・マリーナ・サーキットで行われるアブダビGPに向けた意気込みを語った。
ヘイキ・コバライネン
「シーズン残り2戦は、F1カレンダーの中でも楽しみなサーキットが続くね。アブダビは決して攻略の難しいコースではないけれど、走行する時間帯、特に決勝で暗闇が迫ってくる感じは、スタンドの観客やテレビの視聴者に楽しんでもらえるよね」
「第1セクターは、そこそこ速いよ。メインストレートを駆け抜けて第1コーナーに飛び込むF1マシンは必見。あんなに速く向きを変えられるんだって思うはずだ。その後、空力勝負の第2、第3コーナーへとグイグイ加速していく。さらにしばらくは、第8コーナーにつながる長いストレートめがけて加速と減速を繰り返すカーブが続くけど、この直線が最初の追い越しポイントかな」
「次に他車を抜くとしたら、第11コーナーだ。そして、ホテルに沿ってクネクネと曲がるんだけど、食事しながら走行を見ている人たちにとっては迫力ある光景だと思うよ。ところがコックピットの中にいると、あの辺りは加速が重要な低速コーナーばかりだから、あまり挑戦しがいはないんだ」