F1第18戦アブダビGPフリー走行1回目、詳細レポート

2011年11月11日(金)

2011年F1第18戦アブダビGPフリー走行1回目が、11月11日(金)現地時間13時(日本時間18時)から90分間、ヤス・マリーナ・サーキット(1周/5.554km)で行われ、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は17番手だった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温27℃、路面温度は41℃。まずタイムを計測したのはロータス・ルノーGPのリザーブドライバーであるロメ・グロジャン。グロジャンが自身のタイムを更新しながら周回を重ねる中、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が開始20分でソフト側のタイヤを装着してコースイン。ハミルトンはセッション序盤から積極的に走りこんでいる。

開始約25分、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)がコース脇にクルマを止めた。バリチェロのクルマにはトラブルが発生したようで、ストレート走行中にエンジンが止まり、自らコース外へ出てクルマを止めていた。また、小林可夢偉(ザウバー)のクルマにもトラブルが発生しているようで、メカニックがコックピットのあるモノコックとエンジン部分を分解し、大掛かりな作業を行っている。

開始約30分の段階で、トップは1分41秒846を記録しているハミルトン。しかし、まだ約半数のドライバーがタイムを計測していない。

開始約40分、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分31秒820を記録してトップに。しかしその後、バトンが1分40秒955を記録してトップタイムを更新した。開始約45分の時点で、可夢偉はすでにヘルメットをかぶっているが、まだクルマの準備ができておらず、一度もタイム計測をできていない。

開始約55分、ハミルトンが1分40秒466を記録して再びトップに。また、可夢偉がようやくコースへ入り、タイム計測を開始している。その一方、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が1コーナーでコースアウト。マッサは1コーナーのブレーキングでバランスを崩し、横向きになった状態でコースアウトしたが、クラッシュすることなく走行を再開している。

開始約60分、今度はフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がコースオフ。アロンソは5コーナーでのコースオフだったが、マッサと同じようにブレーキングでリアが流れるようにバランスを崩し、横向きの状態でコースオフした。アロンソの方もクラッシュすることなく走行を再開できた。

開始約65分、1分40秒263を記録したジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップに。その後、バトンのタイムを破るドライバーは現れず、バトンがトップのままセッション終了となった。可夢偉は、チームメートであるセルジオ・ペレスとほぼ同タイムの1分44秒484を記録し、17番手になっている。

【結果】アブダビGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

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