F1最終戦ブラジルGPフリー走行2回目、詳細レポート

2011年11月26日(土)

2011年F1最終戦ブラジルGPフリー走行2回目が、11月25日(金)現地時間14時(日本時間25時)から90分間、インテルラゴス・サーキット(1周/4.309km)で行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は14番手だった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温26℃、路面温度は48℃。セッション開始と同時に各車が続々と走行を開始し、次々にトップタイムが塗り替えられていった。

開始約10分の時点でトップはジェンソン・バトン(マクラーレン)。タイムは1分15秒190だ。しかし、すぐにルイス・ハミルトン(マクラーレン)がタイムを更新、1分13秒852のトップタイムを記録してピットへ戻った。バトンも自身のタイムを更新し、1分13秒898を記録している。

セッション開始直後からコースオフするクルマが多くなっている。いずれも、コース中盤にある2つのヘアピンへのブレーキングでバランスを崩していた。また、1回目のフリー走行でエンジンにトラブルのあったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、エンジンを交換したものの、今季すでに使用したエンジンへ交換したため、ペナルティーを受けることはない。

開始約25分、早くも小林可夢偉(ザウバー)がソフト側のタイヤでコースイン。可夢偉は自己ベストの1分15秒492を記録して6番手に浮上した。その後、可夢偉はさらに周回を重ねる中でタイムを更新し、1分15秒019を記録してピットへ戻っている。

このセッションではブレーキングでフロントタイヤをロックさせるクルマが多い。セッション序盤のようにコースアウトが頻発することはないが、多くのクルマがヘアピンへのブレーキングでフロントタイヤをロックさせている。

開始約40分、ソフト側のタイヤを装着したセルジオ・ペレス(ザウバー)が、チームメートである可夢偉のタイムを上回る1分14秒980を記録。可夢偉の1つ前、7番手に浮上した。

開始約50分、ソフト側タイヤを装着したミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がタイムを更新。1分13秒723を記録してトップに立った。また、バトンもソフト側のタイヤで走行。第2セクターでは全体のベストタイムを更新したものの、シューマッハのタイムには届かず2番手となった。

しかし、ハミルトンがソフト側のタイヤで1分13秒653を記録。これでハミルトンがトップになっている。ハミルトンはスローダウン走行を1周入れて、その後に再びタイムを更新し、1分13秒392を記録した。

開始約65分、フェラーリのメカニックがマッサのリアウイングを外して作業を行っている。その後、開始約70分になったところでほぼ全車がコースイン。非常に短いコースであるため、コース上が混雑しており、各車の間隔が短くなってしまっている。

残り約10分になったところでセルジオ・ペレス(ザウバー)がコース脇にクルマを止めた。ペレスは無線でチームに対し、ギアにトラブルが発生したと報告している。

その後、ハミルトンが記録していたトップタイムを上回るドライバーは現れず、ブラジルGP初日トップはハミルトンとなった。可夢偉は、1分15秒019を記録し、チームメートであるセルジオ・ペレスの1つ後ろ、14番手で初日を終えた。

【結果】ブラジルGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

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