ロータスのチーム名称を巡る問題は、和解の時間が残り少なくなる中、いよいよロンドンの高等法院へと持ち込まれる。
グループ・ロータスCEOのダニー・バハールは17日(月)、名義貸しのゴタゴタは裁判前に「解決する」と思うと話しているが、チーム・ロータスも「ロータス」名前をあきらめるつもりはない。
バハールの考えとは裏腹に、双方は弁護士を立て、来週の法廷審理に臨む予定である。
グループ・ロータスが略式判決を請求したことから、1月24日(月)に高等法院で行われる裁判は、後日の公判を経ずに判決が下る。
チーム・ロータスCEOのリアド・アスマットは、名称を変えて2011年シーズンに臨む考えはないと、次のようにイギリス『BBC』放送に話している。
「われわれがチーム・ロータスだ。それを問題とは一切とらえていない。まあゴタゴタは承知のとおりだ。われわれは5カ年計画を立てている。こちらにしてみれば些細(ささい)な理由で彼ら(グループ・ロータス)が独自の道を歩もうとしているのは残念だ」
裁判ざたの前に和解するとバハールが17日(月)に語ったことについて、アスマットはこう否定する。
「彼らからは何も聞いていない。最近、彼らとは話をしていないよ」