ウィリアムズでテクニカルディレクターとして技術部門を率いるサム・マイケルは、いいクルマを造ることができたと語り、1日(火)に発表された2011年マシンFW33に自信を見せた。
「テストを始めるまで、ライバルとどんな戦いができるのか確信を持つことはできないが、われわれは楽観的になっている。いいクルマになったと思っているが、今後数週間でより明確に全体的な情勢が分かってくるだろう」
2011年のF1では、KERS(運動エネルギー回生システム)が復活し、可変リアウイングが導入され、ピレリがタイヤサプライヤーになるなど、昨年からの大きな変更点もある。しかし、チーム内で作業効率を上げることで、スムーズに新車を設計できたとマイケルは語る。
「今年のクルマの設計は、非常にスムーズに進んだ。メカニカル部門と空力部門のコミュニケーションを増やすことで、作業の質を上げることに成功した。また、意思決定のプロセスもより良いものになった。これによって、クルマの各パーツに費やす時間の効率を上げることができた」