2012年にウィリアムズのリザーブドライバーとなり、金曜フリー走行へ出走することが発表されたばかりのバルテリ・ボッタス。しかし、フリー走行で走れるのは、第2戦マレーシアGP以降になる。また、F1のレース出場も果たす可能性があるようだ。
F1直下のカテゴリーGP2の下に位置するGP3で今季王者に輝いたボッタスだが、母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙によると、来年はウィリアムズの控えドライバーに専念し、ほかのカテゴリーを走ることはないという。
「F1に110%注力する方が良いかもしれない」と、ボッタスは語った。
ボッタスは以前、GP2に並んでF1への登竜門とされるフォーミュラ・ルノー3.5への参戦を検討しているとコメントしていたが、「何も決まっていないけれど、そのレースに参戦しようとは思わないな」と今では語っている。
『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』は、15回のフリー走行出走に加え、ボッタスがレースに出場する可能性もあるとしており、他カテゴリーを戦う時間的な余裕がないようだ。また、シーズン前テストで1回、そしてシーズン中に行われるテストでもボッタスの走行が予定されているという。
金曜日の走行についてボッタスは、こう話している。「市街地コースを除く全戦に参加するつもりだ」
ボッタスがフリー走行を走らないのは、オーストラリアGP、モナコGP、カナダGP、バレンシア(ヨーロッパGP)、シンガポールGP。いずれも市街地コースや、一部公道を使ったコースで行われる5戦だ。