ウィリアムズのテストドライバーであるバルテリ・ボッタスは、2012年に同チームからF1デビューすることを目指していると認めた。
F1の下位カテゴリーであるGP3で今季のチャンピオンになったボッテスは、先日にアブダビで行われた若手ドライバーテストでF1関係者の脳裏に焼き付くような走りを披露した。それに加え、ボッタスには資金力のあるスポンサーがついているとされる。
ウィリアムズは来季ドライバーをまだ発表しておらず、30日(水)に発表された2012年のF1エントリーリストにも、ウィリアムズのドライバー名は記載されていなかった。ウィリアムズには今季、ルーベンス・バリチェロとパストール・マルドナードが所属したが、両者とも残留できるのか未定。また、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が移籍してくるとのうわさもある。
ボッタスは母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙へ、アブダビでのテストを振り返りながら次のように語った。
「チームは、僕がコース上で実際に何をできるか見たがっていたと思う。彼らが来年のことを考えていたのか、あるいはそれよりも先の将来のことを考えていたのかは分からない。クルマや自分自身に関していろいろと発見することができて本当に楽しかったし、僕はかなりうまくテストをこなしたと思う。チームから“お呼び”がかかるのかどうか、まだ何とも言えないよ」
もし来季ウィリアムズからF1デビューを果たせなかった場合、ボッタスはF1への登竜門と言われるフォーミュラ・ルノー3.5かGP2への参戦を計画しているとし、「良さそうな選択肢はこの2つくらいしかない」と語った。