6日(日)に見舞われたラリーでのクラッシュで重傷を負い、緊急手術後は眠らされた状態だったロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)。現地時間7日(月)の朝には一時的に目を覚ましたが、そのときの第一声が明らかになった。
一時は手を切断することも検討されたというクビサ。ひとまずは切断を免れたが、右腕と右手は損傷が激しいことから、まだ切断の可能性を完全に否定することはできず、約1週間は経過を観察する必要があるという。
また、当初は命に別状はないと伝えられていたが、この事故でクビサは大量の出血をしていたようで、一時は危険な状況に陥っていたとクビサが収容されているサンタ・コロナ病院の広報が明かした。
しかし、現在は状態も安定しており、7日の朝にクビサは、一時的に目を覚ましていた。その際にクビサは、マネジャーや父親と会話し、指を動かすこともできたという。
命にかかわるほどの重傷を負ったクビサだが、『Autosport(オートスポーツ)』によると、目を覚ました際にまず確認したのは、クラッシュ時に同乗していたコ・ドライバーであるヤクブ・ゲルベルの安否だったという。そのゲルベルは、今回の事故でケガを負っていない。
なお、身体への負担を避けるため、クビサは再び眠らされている状態だという。