ニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)が、2010年シーズン中からすでにロータス・ルノーGPと交渉を行っていたと明かした。
母国ロシアから強力な支援を受けるビタリー・ペトロフをロバート・クビサとともに残留させ、ドライバーラインアップを変更しなかったロータス・ルノーGP。しかしクビサがラリー事故で重傷を負ったことから、クビサの代役としてハイドフェルドが加入した。
だが、ロータス・ルノーGPがすぐにハイドフェルド起用を決められた理由を、ハイドフェルドが『Sport Bild(スポルト・ビルト)』誌で次のように明かした。
「チームの担当者をよく知っているんだ。2010年シーズン中にチームと話をしていて、2011年にこうなったというわけさ」
ハイドフェルドは、かつて長い間BMWザウバーでチームメートだったクビサの代役を務めるのは「変な感じ」だと言うが、2011年もザウバーのシートに座れていたらもっとうれしかっただろうと話す。
「2010年の終わりにザウバーを離れるときはがっかりしたよ」
「だけど、自分のキャリアはまだ終わりではないと感じていた。だから冬の間も変わらずにトレーニングをしていたんだ」
ヘレスでロータス・ルノーGPの新車を走らせたハイドフェルドは最速タイムを記録し、今季は初優勝を飾れるかもしれないと期待をのぞかせた。
「長い間僕はワールドチャンピオンになりたかったし、今もそうだ。ゴールを目指し続けるよ」