バーレーンで非常事態宣言が発令されたことから、同国で年内にF1を開催する可能性が低くなった。
バーレーンでは、3月13日(日)に今季開幕戦としてバーレーンGPの開催を予定していたが、デモによって国内情勢が悪化したため、レースの中止を発表。しかし、バーレーン側は年内に日程を変更してレースを開催する意向を示しており、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は5月1日(日)までに開催の可否を判断するよう、バーレーン側へ伝えていた。
バーレーンでは、いまだに反政府デモが続いていたが、バーレーン政府を支援するため、サウジアラビアなどの周辺国からの軍隊がバーレーンに展開しており、バーレーンのハマド国王が15日(火)、3ヶ月間の非常事態宣言を行った。
これにより、FIAから指定された5月1日の時点では非常事態宣言が発令されたままとなり、F1開催可能の判断が下される可能性は低くなった。