フォース・インディアのリザーブドライバーを務めているニコ・ヒュルケンベルクが、同チームの来季レースシート獲得を目指すと語った。
ウィリアムズからF1にデビューした昨年、ブラジルGPのポールポジションを獲得したヒュルケンベルクだが、昨年いっぱいでウィリアムズのシートを喪失。ウィリアムズは後任としてベネズエラ出身のパストール・マルドナードを起用した。
12日(火)、フォース・インディアがインド人ドライバー育成プログラムを発表したバンガロールでヒュルケンベルグは、『DNA India(DNAインディア)』に、ウィリアムズのシートを失った悔しさを、2012年にフォース・インディアのレースシートを獲得することで晴らしたいと語った。
ヒュルケンベルクは今年、全グランプリで初日のフリー走行1回目に出走する予定だ。
「レースがしたい。一方では、フォース・インディアが僕を選択してくれたことに喜んでいる。僕の才能と、どんなことをチームにもたらすことができるかを証明するチャンスを与えてくれたんだ」
「できれば、来年はレースをするチャンスを与えてもらいたいな」とヒュルケンベルグは語る。
ヒュルケンベルクは、ウィリアムズでシートを失ったことには失望したものの、スポンサー資金を持ち込む「ペイ・ドライバー」を起用し、予算を確保する必要がウィリアムズにはあったことも理解していると語った。
「彼らは常に、僕のことを長期で考えてくれていると言っていた。僕のパフォーマンスに満足していないなんてことは一度も言わなかったよ」
「年末に、スポンサーを失って資金が必要になったこと、ペイ・ドライバーが必要になったことがわかった。それでパストール・マルドナードがやってきたんだ」