A1リンクからレッドブルリンクとして生まれ変わったサーキットは、F1レースに向けて準備が整っているようだが、ゲルハルト・ベルガーは、同サーキットのオーナーであるレッドブルがF1開催を希望しているわけではないと語った。
トロ・ロッソの共同オーナーでもあったベルガーは数年前、ディートリッヒ・マテシッツ(レッドブルオーナー)とともに、数億ユーロをかけてオーストリアにあるA1リンクの再建に乗り出し、同サーキットはつい先日、レッドブルリンクとしてオープンした。
マテシッツはレッドブルリンクでのF1開催の可能性を否定していたものの、同サーキットはF1を開催できる認証を受けている。また、F1最高責任者のバーニー・エクレストンも同サーキットのオープニングセレモニーに出席した際、レッドブルリンクでF1を開催する「可能性はある」と認めた。
しかしベルガーはオーストリアのテレビ局『ORF』に、「サーキットはきちんとF1が走れるものになっている。それは疑いようがない」と語り、次のように続けた。「もしマテシッツとレッドブルを知っていれば、彼らがいつも最高のものをやると分かるはずだ」
「一方では、F1を対象にしたアイデアではないと言えるのかもしれない」
「サーキットはF1レースをオーストリアに持ってくるために再建されたわけではない。単にオーストリアのモーターレースの起爆剤となればいいんだ。それが第一だ」
「これからのことは、見てみなきゃわからないよ」